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Author:maru
クロノトリガーのネズミも今はよい思い出。

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少女には向かない職業

桜庭一樹の少女シリーズ?をまた読みました。

島という閉じられた狭い世界の中を生きている主人公たち。
思春期の少女という、世界と自分とのアンバランスな関係とか、
無垢なうえの暴力性とか残忍性をもつ少女たち。
「砂糖菓子の弾丸は撃ち抜けない」の時もそうだったけど、その少女たちの鮮やかさが印象に強く残りました。

思春期どこにでもいそうな少女が、ちょっとした悪意による父親の殺人で運命が変わってしまう。
その過程がちょっと怖かったです。

普段の穏やかな面と、暴力の衝動「バトルモード」の二面性とか、
家と学校との態度の違いの二面性。
また夏休みや冬休みに対して学校という特殊な空間との二面性。
表と裏というよりは、スイッチのオンとオフの違いという感じがしました。

あと、カードゲームのドラゴンが父親に壊され、「死んで」しまった時に主人公は涙を流して悲しんだり、
飼っていた金魚が死んだときも、お墓を作ってあげているあたり、
命の大切さは分かっているけど、未来を考える想像力が足りないよなという感じはしました。
でもこの年頃って、自分の未来は白くて無限大だって考えてる頃かも。うーん。

子どもは弱くて守られる立場だ、というわけではなくて
主人公の葵もそうだけど本当は何かしらと戦っている。
子どもと大人のどちらにも属さないアンバランスな位置だから書くことが出来る感じがしました。

でも後味は悪いな…。

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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない

まずタイトルにやられました。すごくインパクトがあるし、小説の内容にぴったり。
この作家さんの作品はまだGOSICKシリーズしか読んだことがなくて、そのイメージで読み始めたら全然違いました。こんな小説も書けるのかと思いました。
登場人物の名前が秀逸だと思いました。海野藻屑とか主人公の山田なぎさとか。名前がキャラクターを表しているし、イメージしやすかったです。
歪んだ愛情の世界なのにお伽話みたいに妙に綺麗になっていて、不思議な気持ちになる本でした。

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